浜離宮近くの会場で建築現場の検査員講習を受講してきました。
基本的な内容もありましたが、
「なぜこうしなければいけないのか」「ここがキモ」という内容もあり大変勉強になりました。
「なぜ」が分からないと「まあこれでも悪くないんじゃない」ということになりかねません。
講習会にありがちな、「こう決まったからこの通りしてください」とはちょっと違う講習会でした。
それにしても中央線から見る東京の住宅街は隙間がありませんね。
東京の住宅街はほとんど準防火地域だから、住宅であっても防火性能を備えているとは思いますが
ところどころ古い建物も見られます。
これだけ近接していて、おまけに道路幅も狭いとなると火災が起きたらどうなるのか。とても怖いと思いました。
ところで私の住んでいる山梨は防火・準防火地域はあまりなく、住宅であれば法律上防火性能を備える必要がない場合が多いです。
地震は怖いから耐震性能を上げたいという声はよく聞きますが、防火性能を上げたいという声はあまり聞きません。
地震で建物が倒壊すれば、火災のリスクは大きくなります。
耐震と防火は一体で考えるべき性能だと思います。