数年前から気になり様子を見ていた室温シュミレーションソフトを購入しました

このソフトは方位や隣家等外的要因を考慮して、計画している建物の室温をシュミレーションするという優れもの

シュミレーションと実際の室温がほぼ一致しているデータなどがあり、信用できるシュミレーションと判断した上での購入です

まだ完全に使いこなしているわけではありませんが、冬場の室温に関してわかったことは以下の通りです

①断熱性能(UA値)を少々良くした程度ではほとんど影響がない

②窓の形状、大きさ、位置(隣棟を考慮)による影響が大きい

③熱交換の第1種換気(機械給気・機械排気)の影響はかなり大きい

断熱性能が多少悪くても、第3種換気から熱交換の第1種換気を採用すると室温が大きく変わることがわかりました(当然と言えば当然ですが、温度差がわかる所がすごい!第3種換気を停止せず24時間運転が条件ですけど)

また、高い目標を掲げた場合(例えば冷暖房なしの非居室で朝方の最低室温が15℃を下回らないなど)断熱性能を相当強化しないと達成できないこともわかりました(5地域)

これからは断熱性能はもちろん、窓の形状・大きさ・位置・性能なども安易に決定せずに最も効果的な選択ができそうです