今年令和4年4月から断熱等級基準においてさらに上位の基準【等級5】が追加されます
現在の最高等級は【等級4】で僕の近隣地域ではUA値0.87ですが、【等級5】はZEH水準と同じUA値0.6となるようです
僕は等級4はかなり緩い水準だと思っているので、今までは高断熱を要望されない設計でもUA値0.6以下で対応していましたが、これでも等級5はクリアーできることになり、ちょっと拍子抜け感があります
なぜなら、まだこのレベルでは最高等級=高断熱と胸を張って言えないからです
しかし、断熱性能基準の改正には続きがありました
今年10月に【等級6】【等級7】が追加されるらしいのです
等級6はHEAT20G1相当のUA値0.46、等級7はHEAT20G2相当のUA値0.26との情報です
この数値をみると、等級6は一般の断熱ではクリアーできなくなり、付加断熱や開口部のさらなる性能アップが必要になるでしょう(ちなみに僕の標準高断熱仕様は付加断熱と樹脂サッシを採用してUA値0.4位です)
等級7は無暖房も見えてくるレベルなので、クリアーすれば胸を張って高断熱と言えると思います
当然高断熱になれば高価格になり、現在の価格高騰に拍車をかけることになります。
建築主には判断基準として価格と室温や光熱費のデータを提示することが必須になるでしょう
いよいよ日本も欧州並みの断熱性能になります
僕も本格的に準備をしなければと思っています