断熱等級7やHEAT20のG3水準が新たに設けられるということです。
これらの高断熱住宅・・UA値は見えてきましたが具体的にどんな建物になるのか今一つ分かりません。そこで今計画している建物で室温シュミレーションをしてみました
- 気象条件: 甲府周辺地域で晴れた冬季
- 建物条件:2階建住宅で日当り良好(隣家や樹木等の影響なし)
- 暖房条件:暖房運転無し(太陽光・人・炊事・家電などは熱源として考慮)
- 比較条件:等級7(G3)相当のUA値0.21と等級5(ZEH)相当のUA値0.57
- 部屋選定:2階建住宅の1階LDK(南側に位置)と脱衣室(北側に位置)
結果は以下の通りです(各種条件によりそれぞれの住宅で結果は変わります)

等級7(G3)相当の脱衣室・LDKは一日を通して20℃以上となり、等級5(ZEH)相当の建物より約10℃室温が高くなるという結果になりました
このデータを見る限り、無暖房でも快適で健康的な生活ができるように思います(晴れが条件ですので、曇りや雪などの場合は暖房は必要になるでしょう) ここまでの室温差が出たことに僕自身驚きました
高断熱住宅は見た目は同じでも、まったく違う住宅だということが分かりました
建築主には、この数値と建設費や光熱費の差額を見ていただき、一緒に検討し判断していただく必要があると改めて感じています